make bread

猫がこねる わたしゃ文字打つ

2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ビッグスリーも死ぬんだ、とふと思う

たまにのぞくブログで、人の生き死にについて語られてた。 そのブログって清水ミチコなんだけど。 すごく大事な人がいなくなってしまってびっくりして途方に暮れて、その一方で死んだ人をあっさり忘れて笑って生活するけど、そういう機会はこれからもあるだ…

男の人の書いたものが読めない

男性の小説家が苦手だった。 村上龍の、『共生虫』だったかな、小説の最初の方で主人公の男が一人暮らしでひきこもりの中年で、たまに家に妹が来て冷蔵庫に食べ物を入れてくれる。その妹はすごく地味で野暮ったくて、たぶん処女だろうと兄は冷たく観察してい…

逢沢りくにかけられた呪い。

『逢沢りく(上・下)』(文藝春秋)を読んでちょっと打ちひしがれた。 りくは中学生。 おしゃれなパパと、カンペキなママ、 「オーラがある」と友だちが憧れる、ちょっと特別な存在。 美しい彼女は、蛇口をちょっとひねるように、 嘘の涙をこぼすことができ…