make bread

猫がこねる わたしゃ文字打つ

アラサー女がニートになって、初めてファーストガンダムを観てみた

敷居の高さからずっと観るのを避けてきたガンダムを初めて観てみた。まとめて観るのはそんなに苦ではないのだけど、そもそもガンダム自体をそんなにかっこ良く思えない&戦闘シーンにぐっとこないので、そそられる要素よりもめんどくささの方が勝っていた。 …

『君に届け』22巻までの感想② 千鶴のおにぎり

『アオハライド』が来月発売の別マで最終回ってことに驚いている。前回で主人公の二人が晴れて両思いになって、今後はベタに新たな敵が現れたり障害が起こったり、という長期連載になっていくとばかり思っていた。今月の引きでは馬淵くんが何やら一人で考え…

『君に届け』22巻までの感想① 風早くんはオナニーしている

『君に届け』を読んだ同居人が、「風早くんはオナニーしてるね」と断言したとき、この漫画がなんで面白いのかが分かった気がした。 当然、風早くんのオナニーシーンがあるわけじゃない。 この本を読むと、風早くんはさぞや悶々とした苦しい夜を過ごしている…

茶の間に猫がいることについて

病気の猫を飼っていた。闘病中のある日、会社から帰ったら死んでいた。まだあたたかくやわらかかった。 友だちのように暮らした相手だった。死に顔は穏やかでいとおしかった。お寺に連れていくまでの2日をおなじ部屋で過ごしたが、時間が経つにつれて死体は…

ビッグスリーも死ぬんだ、とふと思う

たまにのぞくブログで、人の生き死にについて語られてた。 そのブログって清水ミチコなんだけど。 すごく大事な人がいなくなってしまってびっくりして途方に暮れて、その一方で死んだ人をあっさり忘れて笑って生活するけど、そういう機会はこれからもあるだ…

男の人の書いたものが読めない

男性の小説家が苦手だった。 村上龍の、『共生虫』だったかな、小説の最初の方で主人公の男が一人暮らしでひきこもりの中年で、たまに家に妹が来て冷蔵庫に食べ物を入れてくれる。その妹はすごく地味で野暮ったくて、たぶん処女だろうと兄は冷たく観察してい…

逢沢りくにかけられた呪い。

『逢沢りく(上・下)』(文藝春秋)を読んでちょっと打ちひしがれた。 りくは中学生。 おしゃれなパパと、カンペキなママ、 「オーラがある」と友だちが憧れる、ちょっと特別な存在。 美しい彼女は、蛇口をちょっとひねるように、 嘘の涙をこぼすことができ…